特注踏み木製作
廃業された他メーカーの踏み木の製作依頼をお受けいたしました。
お客様自身で寸法を測り図面をいただく場合と現物支給していただき製作する場合がございます。
今回は図面と現物の両方をいただき製作いたしました。
現物と図面に差異があるようでしたので測り直したところ、尺貫法で作られている事が分かりました。
よくある事で古い織機などは尺貫法を用いて作られております。
当店の商品でも尺貫法で作られている商品が現存します。
例えば今回の踏み木の穴の間隔は15ミリ(6つの穴の総間隔は75ミリ)と見えがちですが、測り直すと76ミリ弱ある事が分かり尺貫法ではないかと思いました。
穴の間隔 5分=約15.15ミリ
総間隔 2寸5分=約75.75ミリとなります。
1ミリ弱の差異なので特に影響がある訳ではございませんが、作る立場としては非常に違和感を感じますので正確に作らせていただきました。
測定に自信のない方はぜひ現物支給でお願いいたします。
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昭和3年製⁉上州座繰り機
ごく稀にお客様からご厚意で古い道具を頂戴する事があります。
資料として大変ありがたいのですが、そろそろ置き場所に困る状況になりつつあります。(-_-;)
さて今回は昭和3年に作られたと思われる「上州座繰り機」。
焼き印には(群馬県)前橋市諏訪町(旧町名)、山本〇太郎(製作者?)とありますので、まさに上州で作られた本物の「上州座繰り機」ですね。
代價「金二円四拾銭」。安っ!!
昔から歯車は欅(けやき)で作られていて、当店もこだわって継承しております。
欅も入手困難、高騰などが懸念されておりますので、いつまで作れるかな?
早く回転するような歯車のギヤ比となっております。効率化の為か?
ハンドルが折れてますが、ちゃんと機能はしてますので少し手入れをすれば動くようになりますが、写真と要所要所の構造、機能をメモして処分します。m(__)m
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送料について
運送会社から運賃値上げの通達がありましたので、送料につきましては4月1日より運送会社運賃に準じて請求させていただきます。
紙カタログ有料化から1年
昨年4月から紙カタログを有料化して1年が経ちました。
格好つけて言えばペーパーレス化、紙や印刷コスト削減、配布作業など付帯業務削減など色々。
一人体制になり常に時間に追われている状況。
少しでも製作時間に重きを置きたくても、雑務が多すぎて予定が立ちにくい。
そんな理由からです。
皆様のご理解とご協力で約90%以上がメール(PDFファイル)での配布となり、大変感謝しております。